田園都市線の開通

   
21 11月 by GRbed7uk

田園都市線の開通

田園都市線

神奈川県や横浜市が東京都のベッドタウンとなった背景に、

「田園都市線」の開通が挙げられると言われています。

田園都市線の沿線付近は、そろって「東京のベッドタウンが密集している」
と言われていますので、この沿線ができたことで、神奈川県が東京のベッドタウン
として機能しやすくなったということはあると思います。

 

田園調布線は私鉄の中でも特に混み合うことでも知られている沿線。

乗車率が250パーセントを超えることもあり、
その渋滞ぶりは年々進んでいるとも言われています。

どうしてここまで田園調布線の混雑が酷いのかいうと、
理由のひとつに「他の沿線では、この田園調布線が通る地域に行くことができない」
ということが挙げられるそうです。

他の電車が通っていないからこそ、この沿線を利用するしかないという状況が、
ここまで乗車率を膨らませていると言えます。

また、この沿線が通る駅はほとんどがベッドタウンなので、
そのことも渋滞に影響しているといわれています。

ここで、田園都市線沿線上にある地域を見てみましょう。

 

川崎市・宮前区

神奈川県が東京都のベッドタウンであるということを現すのに、
これほど解りやすい地域はないかもしれません。

宮前区は神奈川県川崎市にある7区のひとつ。

以前は豊かな農村が広がるとても静かな地域でしたが、田園調布線が開通したことや、
東名高速道路のインターチェンジができたことから人口が急激に増加。

現在は、人口が20万人を超えるとても大きな区となっています。

しかし、これだけの人口がありながら、区内には高校がひとつしかなく、このことも
「東京都に通う為にこの地に住居を構える人が多い」ということが伺えることも。

この地に根付いて生活をしようという人ではなく、
あくまで「東京へ通勤する為のベッドタウン」としての位置づけが大きいのです。

年間3万人以上が出入りすることでも知られています。

 

瀬谷区

横浜市の区のひとつである瀬谷区も、
東京都のベッドタウンであることが知られています。

横浜市の西の端にある区なので、
都会にありながら豊かな緑を堪能することができる区でもあります。

それだけに、子育て中のママに人気の地域。

戦後に公営住宅などがたくさんできたこと、
田園調布線が通ったことから、飛躍的に開発が進んだ地域のひとつです。

 

他にも沿線には色々な区がありますが、田園調布線を中心に、
東京のベッドタウンが形成されていったと考えてもいいのではないでしょうか。