23 8月 by GRbed7uk

中華街の歴史

横浜中華街について

神奈川・横浜の代表的な観光地といえば、元町にある中華街。
たくさんの中華料理専門店が建ち並び、
ちょっと贅沢にランチを楽しみたい人たちにも人気です。

もちろん、ディナーやお酒を楽しむことのできる店も数多くあり、
また中華まんや月餅などの軽食も根強い人気があります。

また、中国の雑貨などを売る店もたくさんあり、
まるでそこだけ日本ではないような、
ちょっとした旅行気分を味わえることも魅力のひとつ。

さらに、中国の正月にあたる旧正月をはじめ、
中国の昔からのお祭りや祝日を祝うイベントもたくさん開催され、
首都圏で気軽に異文化を味わうことができることも魅力です。

交通アクセスも良く、横浜駅から地下鉄に乗れば
中華街の入り口に近い場所まで簡単に移動できるほか、
JRの駅からも近いなど、はじめて中華街を訪れた人でも迷わずに
いくことができる点も嬉しいですよね。

横浜中華街の歴史

そんな中華街ですが、その歴史はとても古く江戸時代に日本が開国をして、
横浜が港町として動き始めたころにできたものなのだそうですよ。

まさに日本の近代史とともに歩んできた
横浜中華街、その歴史を少し振り返ってみましょう。

横浜港が開港した当初、
横浜には貿易のためにたくさんの外国人が訪れました。

その中にはたくさんの欧米人にまざって中国人の姿も多くあり、
そんな日本に住む中国人のための住宅や学校、衣類や食料品などの
日常生活に必要な商品を買うための店が集まった地域が
今の中華街のはじまりなのだそうです。

その後、その地域で暮らす中国人向けの店だけでなく
中国ならではの料理を出す飲食店が増え始め、それを目的に
日本人が中華街を訪れるようになりました。

いくつかの戦争や関東大震災などを経て、戦後には横浜でも
屈指の賑わいあるスポットとなっていった中華街は、
日中国交正常化をきっかけに本格的な観光地へと成長していきます。

2004年には横浜駅と中華街を結ぶ
「横浜高速鉄道」のみなとみらい21線が開通し、
渋谷駅からの直通運転も開始されたことによって
ますますアクセスがよくなりました。

ここ数年は、中国製食品の安全性の問題や、
東日本大震災の影響、日中関係の影響などを受けて
少々元気のない部分もある中華街ですが、それでも日本と中国の
架け橋として150年にわたって発展し続けてきた
本当に歴史のある街なのです。

これからも中華街は、港町・横浜の代表として
さまざまな歴史を作り出していってくれるでしょうね。