18 7月 by GRbed7uk

江ノ電

新しい観光スポットも魅力かもしれませんが、古くから存在しているものには私達は安心感を覚えるものです。
それは、江ノ電のことです。

江ノ電とは何か

江ノ電は、江ノ島電鉄のことです。
全線は藤沢から鎌倉間のわずか10kmにすぎない小さな電車です。
しかし日本だけではなく世界じゅうの人たちに注目され、現在、江ノ電の年間乗客は1700万人にまで達していると言われています。

現在、日本のローカル鉄道は、赤字続きのところが多いですが、江ノ電は、珍しく黒字続きの安定経営をしてします。
江ノ電が、なぜそれ程までに安定している電車なのか更に追求してみましょう。

江ノ電を利用する人たち

500万人の人たちが日々、江ノ電を足として利用している人たちです。
しかし、江ノ電は、そのような人たちにだけ支えられている訳ではなく、1200万という観光のそうでないお客様が多く利用しています。
江ノ電は、このような観光目当ての人たちに支えられていると言っても決して言い過ぎではありません。

江ノ電の魅力を探る

更に江ノ電の魅力を追求しましょう。
江ノ電が支えられている理由は、多くの観光のお客様によってです。
そして、観光のお客様が求めているものが何かと言えば、決して江ノ電単体ということではなくて、 江ノ電が走っている沿線地域のロケーションと江ノ電の風景、そのようなものも含めてです。

江ノ電は、かなり恵まれた環境にあると言ってもいいのではないでしょうか。
江ノ電に一度乗ったお客様は、何度も江ノ電に乗りたいとおっしゃいます。

それは、実際に江ノ電体験をした人たちには判る筈なのですが、 まるで遊園地みたいという声を多く聞きます。
急カーブをゆっくり走り、民家すれすれに通り抜けたりする様は、何処かの遊園地のジェットコースターのゆっくり版という感じではないでしょうか。
江ノ電に乗ることで、尚更そのエリアとの密着感などしっかり感じることが出来ます。

様々な魅力的な停車駅

そして江ノ電には、魅力的な停車駅があります。
例えば、極楽寺(ごくらくじ)駅です。
豪華な作りの駅が増えていく中で、極楽寺(ごくらくじ)駅の駅は、 トタン葺きの小さな建物です。

映画のロケ地としても利用されたことがあり、最近特に若い人たちがこの駅でおりられるケースが増えて来ました。
「トタン葺きの小さな建物」、結局日本人は、このようなものに対して、落ち着き感を抱いたりするものなのかもしれません。

ここには、都会で失われてしまった、ちょっと以前の日本の良き風景が存在していたのです。
そして、半世紀前の車両が、今も、人たちの注目を浴びて、現役でしっかり仕事をしていたりします。
先人が努力をしてメンテをすれば、まだまだこんな電車でも頑張ることが出来ます。