21 4月 by GRbed7uk

銭洗弁財天

鎌倉まで訪れたのなら、是非銭洗弁財天にまで足を延ばしてみましょう。

銭洗弁財天宇賀福神社の由来

銭洗とは、ちょっとユニークなネイミングです。
銭洗弁財天宇賀福神社の名の由来などちょっと知りたい気分にもなるのではないでしょうか。

平安末期に、あの源頼朝が、鎌倉は災害が頻繁に続き、貧困に庶民があえいでいた頃、世の救済を祈願したとも言われています。
すると、「この地に湧き出す水によって神仏を供養せよ、そうすることで天下泰平の世が訪れる」というお告げが、宇賀福神から夢を通じて源頼朝に伝えられました。
これが巳の年、巳の月、さらに巳の日の巳の刻だったのです。
巳の年は文治元年(1185)、巳の月は旧暦でいう4月頃、巳の刻は朝の9時から11時ころまでにあたります。

そこで、源頼朝は、この場所に、社を建てたのだと言われています。
そこに宇賀福神を祀ったと言われています。

そして、実際に世の混乱は一時期静かになったと伝えられています。
宇賀福神を祀る、源頼朝の夢のエピソードと同時に、いつの間にか霊水で、お金を洗うことでお金が倍になるという信仰が誕生してしまったようです。

ここは、お金を洗えば、何倍にも増え、戻ってくると言われている、霊水である銭洗水が湧く神社なのです。
銭洗水は境内の洞窟・奥宮でわきます。

日々、その御利益に預かろうと、多くの参拝のお客様がここを訪れます。
弁財天の縁日である巳の日は特に、御利益のある日とされて、一層のにぎわいを見せています。

鎌倉五名水でもあります。
洞窟の口もとにはその社があり、社の方は宇賀福神であって、洞窟の中の社の方が銭洗弁財天です。

銭洗弁財天の見どころは

銭洗弁財天の見どころを次にお話ししましょう。
トンネルの先に弁財天があります。
何かミステリアスゾーンを体験しているかのようです。
四方は、急な崖で囲まれて、入り口は隧道です。

奥宮への入り口は、宇賀神と弁財天が祀られている、お参り場所です。
水に関係の深い神様で、日本神話にも登場している市杵島姫命が祀られているのが本宮です。
長く続く鳥居も、私達を不思議世界へ導く入り口のように見えます。

奥宮は、宇賀神と弁財天が祀られている洞窟です。
ここで「銭洗水」という、霊水がわき出ています。
不浄も清められ、金運が上昇すると言われ、それは、現在にもまだまだ通じる言い伝えです。

金運を呼ぶお金の洗い方

そして、せっかくここに訪れたのなら、しっかり金運を招くように、正しいお金の洗い方をして下さい。
まず、お札を洗うという場合には、お札をビニール袋で覆い、お札の端がちょっと濡れる程度にします。
洗ったお金はすぐに使用してはなりません。

せっかく、このような方法で御利益をいただいたというのに、金運の神様より見放される結果にならないようには注意して下さい。
財布の奥底に丁寧にしまい、お金は、宝くじなどここぞという時にだけ使用します。